
今年、多くの災害に見舞われている日本で改めてその重要性が注目されている非常食の備蓄。しかし、日本の家庭での備蓄はわずか47.4%(平成25年度「防災白書」)と低い水準に留まっています。
私たちはこれまで「災害時のコミュニケーション支援」の分野で活動をしてきましたが、今年度は新たに災害に備えてひとりひとりが日頃からできる防災活動について、分かりやすく伝えていくチャレンジをスタートさせました。
その第1段イベント「あなたの知らない非常食の世界 / 自分にピッタリの非常食がみつかる大試食会」を9月15日(土)に開催しました。初回にもかかわらず事前公募から33名にご参加いただき、そのうち25%は「食べられないもの」がある参加者でした。

イベントでは非常食の家庭での備蓄を少しでも身近に感じていただけるよう、神戸市の備蓄体制やローリングストックについてゲスト講師にご紹介いただき、日本全国から一般消費者が購入可能な非常食30品目を実際に試食していただきました。

また今回のイベントのもう1つの目的として、アレルギーや健康上の理由などにより食べられないものがある人が、非常食の原材料を簡単に把握でき、自分が食べられる非常食を選択・購入できるポータルサイト(データベース)の作成があります。

イベントでは各非常食の原材料情報とともに、購入時に参考になる「美味しさ・食べやすさ・デザインの親しみやすさ・作りやすさ・コスパ度(お得さ)」について33名の参加者のみなさんと5段階で評価しました。今回検証した非常食のデータベースは11月1日に公開予定です。

今回のイベントでは参加者のみなさんから80点以上の満足度を得ることができました。また、これまで家庭での備蓄をしていないとお答えになった参加者の方で「購入したい非常食が見つかった」とお答えになった方が100%という結果になり、これまでの非常食のイメージが変わったというご意見もいただくことができました。
インターナショクナルでは今後も非常食など災害時に役に立つ情報の発信やイベント開催を企画しております。今回のイベントに参加できなかった方も次回以降のイベントでお会いできますことを楽しみにしております。
▼イベント実施結果
日時|2018年9月15日(土)13:30~15:30
会場|サンパル6F セミナールーム
参加|33名(事前申込40名 / 協賛助成等を含めると当日参加41名)
主催|特定非営利活動法人インターナショクナル
共催|株式会社フードピクト
協力|神戸市、生活協同組合コープこうべ、Code for Kobe
協賛|尾西食品株式会社、株式会社河本総合防災、杉田エース株式会社、宝食品株式会社 助成|公益財団法人JR西日本あんしん社会財団、公益財団法人ニッポンハム食の未来財団
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